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暮らしのコンシェルジュVol7_2「たなべの杜の家づくりをご紹介」

記事
ハウマガ編集部
たかはす

山陰のハウジングメーカーのスタッフ取材記事第7弾!
今日は松江市にある株式会社たなべの杜本社にお邪魔し、お話を伺います。

本日のトークは営業の宮崎さんにたなべの杜の家づくりについてお話しいただきます!

所属:
株式会社たなべの杜
営業部 宮崎さん

今回も松江市、たなべの杜さんに伺っています!

こんにちは。宮崎さん!今日もよろしくお願いします。

はい!よろしくお願いいたします。

今日は、「たなべの杜」さんならではの強みをお聞きできれば、と思っています。

強みですか……。いやあ、あり過ぎて……。どれにしようかな……なんて(笑)

(強者の微笑み!!)

他のハウスメーカーさんにはない当社ならではの大きな強みと言えば、歴史でしょうか。

ほう、「歴史」ですか。

はい。「たなべの杜」自体は2019年の創業です。ただ、その背景には約560年前、室町時代に“たたら製鉄”を始めて以来、さまざまな分野で地域の経済や文化振興などを担ってきた田部家が存在します。恵まれた地元の自然を生かし、地域の発展に大きな力を注いできた田部の想いは、今もグループ各社、社員全員に継承されていると考えています。

なるほど。田部のたたら製鉄は江戸時代に全盛を極め、明治期には玉鋼が世界的にも高く評価されたとか。「日本一の山林王」だったという話もお聞きしたことがあります。

2018年には100年ぶりに「たたら吹き」を復活しました。また、今も田部グループ全体で約4000haの山林を保有し、グループ会社である「株式会社たなべたたらの里」が維持・管理を担っています。

田部家がたたら製鉄を生業としていたことと、山林王であったこと、そして今、住宅事業を手掛けていることにはつながりがあるんですか?

大アリなんです!たたら製鉄は日本古来の鉄産法なんですが、製造過程では大量の木炭と砂鉄が必要となります。森林面積に換算すると、1回の操業につき1ヘクタール(サッカーコート 1・4面分)もの山林が必要だったとも言われています。田部家は、たたら製鉄で使用する木炭と砂鉄を安定的に保持するため次々に山を買い、山林の所有が増えていったのです。

大スケールのお話ですね!それだけの自然資源の話となると管理も大変そうな?

山を守る責任がある私たちは、苗の植え付け、下刈り、間伐などをこまめに行って山を育て、山林と共生する道を歩んで参りました。そして今、当社が建てる家では、構造材を中心にできるだけ社有林のものを使っているんですよ。田部グループの大元、アイデンティティーは山です。私たち社員も山に出向きますし、以前は施主様向けに山林ツアーを企画したりしていました。

「杜に還る住まい」を謳われる、たなべの杜さんならではのお話ですね!



お話は更に深い自然と木のお話へ

「たなべの杜」の家と言えば、木のイメージが強いです。

グループとしては長らく山林事業に携わってきているので、木の特性を知り尽くした人間が多いんです。本社事務所の壁には14種類の木を掲示していますが、用途や予算などに応じ、要望があればいくらでも提案できます。木ってものすごく種類がある上、工場で規格品を生産しているわけではないため、節の有無や色味、幅や厚みなどもさまざまなんですよ。注文住宅の場合、木材の種類や加工方法まで本当の意味ですべて選ぶことができます。無垢へのこだわりは非常に強いと自負しています!

無垢材はとても素敵ですが、選び方や利用方法も相談できるんでしょうか?

はい。木によって適した使途があります。たとえば針葉樹。値段は安いですが、水を吸いやすく、傷もつきやすいので水回りに使うことはお勧めできません。その辺りのことも丁寧にお伝えしています。

木のプロフェッショナルって感じ!

当社には、家具の造作専門の社員もいるんです。色やサイズなどお客様のご希望に沿って使い勝手のいい物を造っています。

田部グループさんって、歴史という縦の軸もしっかりしていますし、グループとしてさまざまな事業も展開していて横の軸の広がりも広いですよね。その分、人や技術の層も厚く、お客様の信頼にもつながっているのではないでしょうか?

ありがたいことに仰る通りなんです!!その上、グループ内には、観光・飲食事業を手掛ける会社もあるので、お客様には自社グループのサービスや商品を手軽にお楽しみ頂くことができるという特典もあります。

さすが「田部ブランド」です。宮崎さんのお話を伺っていて、やはり歴史が育んできた見えない力の大きさを実感しました。次回は、培ってきた木への想いが家に体現されている様子をぜひ教えてください。

お任せください!

たなべの杜さんの歴史・アイデンティティに迫るお話でした。
次回はさらに具体的な「家」のお話に注目していきます!

Today’s Person

所属:
株式会社たなべの杜
営業部 宮崎さん

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ハウマガ編集部
たかはす