トイレ・風呂付きプレハブ住宅の価格は?間取りやメリット、住んでみた感想もご紹介

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ハウマガ編集部

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「プレハブ住宅にトイレやお風呂を付けたいけど、どれくらいの費用がかかるの?」
「間取りはどんなタイプがあるの?」
プレハブ住宅の水回りについて、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プレハブ住宅というと、仮設住宅というイメージがあるかもしれません。
しかし近年ではデザインや機能性が向上し、トイレや風呂といった水回り設備を備えた快適なプレハブ住宅が増えています。
この記事では、トイレ・風呂付きプレハブ住宅について以下の点を詳しく解説します。
・価格帯、工事費用
・多様な間取り
・メリット・デメリット
・実際にプレハブ住宅に住んでみた方の感想
・後悔しないための賢い選び方のポイント
この記事が、あなたの理想のプレハブ住宅を見つける参考になれば幸いです。
プレハブ住宅への水回り設置について
プレハブ住宅に水回りを設置することは十分に可能です。
トイレはもちろん、お風呂やキッチンといった設備も、一般住宅と同様に設置できます。
これらの水回り設備を設置するためには、給排水管の工事が必要となります。
既存のプレハブ住宅に後から水回りを設置することも可能な場合が多いですが、建物の仕様によっては難しい場合もあります。
そのため、事前にメーカーや施工会社に対応可能かどうか確認することが重要です。
1.5畳程度のスペースがあればユニットバスの設置も可能です。
水回りの設備を一箇所に集約して配置することで、工事費用を抑えられる可能性もあります。
トイレ・風呂付きプレハブ住宅の価格帯

水回り設備を備えたプレハブ住宅の価格帯は、広さや仕様によって大きく異なります。
価格の目安は坪単価で考えることが一般的で、相場は約50万円から150万円程度です。
例えば、10坪のプレハブ住宅であれば、坪単価が50万円の場合、本体価格は約500万円となります。
これに水回り設備の設置費用や基礎工事費などが加算されるため、総額はこれよりも高くなります。
より広い面積や充実した設備を希望する場合は、それに伴って価格も上昇します。
500万円程度の予算でトイレや風呂付きのプレハブ住宅を建てることは可能です。
しかし、間取りや設備には制限がある場合が多いです。
700万円〜1000万円以上の予算があれば、選択肢の幅が広がるでしょう。
中古のプレハブ住宅も流通しており、新築より費用を抑えられる可能性があります。
しかし、築年数や状態によっては修繕費用がかかることも考慮しなければなりません。
本体価格だけでなく、別途かかる諸費用も含めた総額で比較検討することが大切です。
価格帯別の建築事例
価格帯によってプレハブ住宅の仕様や規模は異なります。
例えば、500万円程度のプレハブ住宅では、1Rから1LDK程度の平屋が一般的です。
この価格帯でもトイレや風呂を設置できますが、設備のグレードは限定されることがあります。
一人暮らしや二人暮らしに適したサイズ感と言えるでしょう。
700万円程度の価格帯になると、1LDKから2DK程度の広さや、2階建ても可能です。
部屋数を増やせるため、3人程度のファミリーにも対応可能な間取りも検討できます。
1000万円以上の価格帯では、2LDKから3LDKの2階建てや広めの平屋など、選択肢の幅が大きく広がります。
ファミリー層でも十分な広さを持つ住宅を建てることが可能です。
水回り設備の設置費用

プレハブ住宅に水回り設備を設置する場合、それぞれの設備ごとに費用がかかります。
これらの費用は、設備のグレードや種類、設置場所などによって変動するため、あくまで目安として考える必要があります。
水回り設備の設置には、本体価格に加えて給排水管の設置工事費用も必要となることを理解しておきましょう。
トイレの設置にかかる費用
プレハブ住宅にトイレ付きの環境を整えるための費用は、一般的に15万円から30万円程度が目安です。
設置するトイレの種類によって費用は変動します。
和式や洋式、温水洗浄便座など、機能が充実するほど費用は高くなる傾向にあります。
メーカーによってはトイレがあらかじめ組み込まれたプレハブ住宅も販売されています。
本体価格と合わせて比較検討することで、全体の費用感を把握しやすくなるでしょう。
浴室の設置にかかる費用
プレハブ住宅に浴室を設置する際の費用は、設備のタイプやサイズで大きく異なります。
一般的な目安は15万円から150万円程度です。
シャワールームのみであれば比較的安価に設置できますが、浴槽付きの屋内バスタブとなると費用は上昇します。
ユニットバスを希望する場合もこの価格帯に含まれ、防水性や防カビ性のある素材が人気です。
浴室乾燥機などのオプションを追加すると、さらに費用は上がります。
費用だけでなく、日々の手入れのしやすさも考慮して設備を選ぶことが大切です。
キッチンの設置にかかる費用

プレハブ住宅で快適な生活を送る上で、キッチンの設置は欠かせません。
キッチンの設置費用は、選ぶキッチン設備の規模や機能によって大きく異なります。
目安の価格帯は25万円から200万円程度と幅広いです。
一人暮らし向けのコンパクトなキッチンであれば比較的費用を抑えられます。
一方、ファミリー向けや本格的な料理を楽しみたい場合は、広いシンクや十分な収納が必要になり、その分費用も上昇します。
食洗機やオーブンなどのオプション機器の設置が可能かは、メーカーにより異なります。
希望する機能がある場合は、事前に確認しておきましょう。
本体価格以外にかかる費用
プレハブ住宅を建てる際には、本体価格以外にも様々な費用が発生します。
まず、建築する土地がない場合は土地の購入費用が必要になります。
また、建物を建てるためには基礎工事が必須です。
その費用は土地の状況や基礎の種類によって異なります。
目安としては、1平方メートルあたり約28,000円から33,000円程度です。
さらに、電気や水道、ガスの引き込み工事費用や、建築確認申請などの申請費用も必要です。
これらの諸費用は総額で数十万円から数百万円になることもあります。
全体的な予算を把握するためには、本体価格だけでなくこれらの別途かかる費用も考慮に入れることが重要です。
トイレ・風呂付きプレハブ住宅の間取り

トイレや風呂付きのプレハブ住宅の間取りは、コンパクトなものからファミリー向けまで様々なタイプがあります。
一人暮らしや二人暮らしであれば、1Rや1DK、1LDKといった間取りが一般的です。
1LDKの間取りは、リビング・ダイニング・キッチンと寝室が1部屋という構成です。
たいていはトイレと風呂は別室に設けられます。
より広いスペースが必要な場合は、2DKや2LDK以上の間取りも選択可能です。
2LDKは、リビング・ダイニング・キッチンと寝室が2部屋という構成です。
これはファミリーにも適した広さと言えるでしょう。
また、プレハブ住宅でも2階建てにすることも可能です。
上下階に水回りを配置することで使い勝手を向上させる工夫も見られます。
オープンキッチンの採用や、バスルームに洗濯機を設置することも可能です。
こうした工夫は限られた空間を有効活用するのに役立ちます。
メーカーによってはカスタムデザインに対応している場合もあります。
そうしたメーカーを選ぶと、ウォークインクローゼットの設置など、より希望に沿った間取りを実現しやすいでしょう。
プレハブ住宅のメリットとは

プレハブ住宅には以下のようなメリットがあります。
・短い工期で住宅を建てられる
・費用を抑えて建てられる
・品質が安定している
以下でそれぞれの点を詳しく解説します。
短い工期で建てられる
プレハブ住宅の大きな利点の一つは、その短い工期です。
部材の多くを工場で生産するため、現場では組み立て作業が中心となります。
そのため、従来の工法に比べて建築期間を大幅に短縮できるのです。
一般的な木造住宅は、完成までに4ヶ月から6ヶ月程度かかります。
一方、プレハブ住宅は2ヶ月から3ヶ月程度で完成する場合もあります。
工期が短いことで、仮住まいの期間を短縮できます。
早期に入居できるため、引越しに関する計画も立てやすいでしょう。
また、工事期間が短いことは、近隣への騒音や工事車両の出入りといった負担を軽減することにも繋がります。
費用を抑えて建てられる
プレハブ住宅が持つ魅力の一つに、建築費用を比較的安価に抑えられる点があります。
その主な理由は、部材の多くを工場で大量生産することによるコスト削減効果です。
工場生産では規格化された部材を効率的に製造できるため、個々の部材にかかるコストを低く抑えられます。
別の理由として、人件費の抑制も挙げられます。
現場での組み立て作業が比較的シンプルかつ短期間で完了するためです。
これらの要因により、従来の工法に比べて総建築費用を抑えることが可能になります。
予算に限りがある場合や、コストパフォーマンスを重視する方にとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。
品質が安定している
プレハブ住宅の品質が安定していることは、大きなメリットと言えます。
従来の木造軸組工法などでは、現場での部材加工や組み立てにおいて職人の技術や経験に左右される部分が少なくありませんでした。
しかし、プレハブ工法では、建物の主要な構造部材のほとんどを工場で生産します。
徹底した品質管理のもと、均一な品質の部材が製造されるため、一定の高い精度を保つことができます。
現場での作業はこれらの高品質な部材を組み立てることが中心となります。
そのため、施工の品質も安定しやすくなります。
結果、構造的な安定性や気密性、断熱性といった性能が確保されやすくなるのです。
プレハブ住宅のデメリットとは

プレハブ住宅には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解した上で検討を進めることが重要です。
設計の自由度に制限がある
プレハブ住宅は工場で生産される規格化された部材を使用して建築されます。
そのため、間取りやデザインにある程度の制約が生じることは避けられません。
複雑な形状や特殊な間取り、個性的なデザインの場合、希望通りの施工が難しくなることがあります。
また、窓やドアの位置、壁の配置なども、決められたパターンの中から選ぶことになる場合が多いです。
そのため、敷地の形状や周辺環境に合わせた柔軟な設計が難しいケースもあります。
デザインに強いこだわりがある方や、変形地への建築を検討している場合は要注意です。
着工後の計画変更が難しい
プレハブ建築の工程は、工場で事前に部材を生産・加工してから現場に運び込むというものです。
そのため、一度計画が確定し、部材の生産が始まってしまうと、その後の変更が非常に困難になります。
対応が難しかったり、大幅な追加費用や工期の遅延が発生したりする可能性もあります。
そのため、後から変更する必要がないように計画を詰めることが非常に重要です。
契約前に間取りや設備、デザインなどをしっかりと検討しておきましょう。
経年劣化に注意が必要な工法がある
プレハブ住宅の工法によっては、経年劣化に注意が必要な場合があります。
特に軽量鉄骨系のプレハブ住宅は、使用される鉄骨の厚さで法定耐用年数が異なります。
そのため、重量鉄骨造に比べて耐用年数が短い場合があることを覚えておきましょう。
また、パネル工法の場合、経年によってパネル間の目地の劣化や、気密性・断熱性の低下が発生する可能性も考えられます。
ただし、近年のプレハブ住宅は技術開発が進み、耐久性や整備性も向上しています。
採用されている工法の特徴や将来的なメンテナンスについて、契約前にメーカーにしっかりと確認し、理解しておくことが重要です。
適切なメンテナンスを行うことで、長く快適に住み続けることが可能になります。
プレハブ住宅に住んでみた人の感想

プレハブ住宅に実際に住んでいる方々の感想は様々あります。
多くの意見として挙げられるのは、建築期間の短さやコストパフォーマンスの良さです。
自然豊かな場所でプレハブ住宅に暮らし、田舎暮らしを満喫している方もいるようです。
最近のプレハブ住宅は断熱性や気密性にも配慮されており、快適な住み心地を実感している声も聞かれます。
もちろん、プレハブ住宅の間取りやデザインの自由度には一定の制限があります。
しかし、それは一般的な住宅についても同じことが言えます。
その点を理解した上で、それぞれのライフスタイルに合ったプレハブ住宅を選んでいる方が多いようです。
中には、メンテナンスのしやすさをメリットとして挙げる声もあります。
自ら手入れを行うことで、住まいへの愛着が深まると感じる人も少なくないようです。
おしゃれなプレハブ住宅を建てるには

「おしゃれなプレハブ住宅を建てたい」といった声がよく聞かれます。
最近のプレハブ住宅はデザイン性が向上し、様々なスタイルに対応できるようになっています。
まず重要なのは、デザイン性の高いプランを提供しているメーカーを選ぶことです。
各メーカーのウェブサイトやカタログで、おしゃれな建築事例を確認してみましょう。
外観デザインだけでなく、内装も重要です。
フローリングや壁材、照明器具などにこだわることで、洗練された空間を演出できます。
また、間取りの工夫によっても、開放的でおしゃれな空間を作り出せます。
例えば、吹き抜けや大きな窓の設置、ウッドデッキなどの外部空間との繋がりを意識した設計などが効果的です。
さらに、内装のテイストに合わせて家具やインテリアを選ぶことも大切な要素です。
インテリアコーディネートの相談に乗ってくれたり、カスタムデザインに対応していたりするメーカーにお願いするのもよいでしょう。
そうすれば、より個性的でおしゃれなプレハブ住宅を建てられる可能性が広がります。
プレハブ住宅の工法の種類

プレハブ住宅は、主に「木質系」「鉄骨系」「コンクリート系」「ユニット系」の4つに分類されます。
それぞれ構造や特徴が異なりますので、一つずつ見ていきましょう。
・木質系プレハブ住宅
木材や木質パネルを主要な構造材として使用します。
パネル工法などがこれにあたり、気密性や断熱性に優れているのが特徴です。
・鉄骨系プレハブ住宅
軽量鉄骨を柱や梁などの骨組みに用いる工法です。
比較的大きな空間を作りやすいという特徴があります。
・コンクリート系プレハブ住宅
工場で生産されたコンクリートパネル(PC板)を組み立てて建てる工法です。
特徴としては、耐久性や耐火性、遮音性に優れているという点があります。
・ユニット系プレハブ住宅
鉄骨や木材で組まれた箱型のユニットを工場で作り、現場で積み重ねたり連結したりして建物を完成させる工法です。
工場での生産比率が高く、工期を大幅に短縮できる点が特徴です。
このように、それぞれの工法によって、耐震性や断熱性、設計の自由度などが異なることが分かります。
自分の希望や建築地の条件に合った工法を選ぶことが重要です。
中古のプレハブ住宅について
中古のプレハブ住宅の場合、新築よりもコストを抑えて取得できる可能性があります。
その価格は、築年数や広さ、状態、設備などによって大きく変動します。
中には非常に安価な物件も見られます。
しかし、築年数が経過している場合や、適切なメンテナンスが行われていない場合は、修繕費用の負担が増えるかもしれません。
建物の劣化状態や、水回り設備の状態などをしっかりと確認することが重要です。
また、増築やリフォームを検討する場合に間取りの変更などが難しいケースがあります。
そのため、購入前に希望するリフォームが可能かどうかを確認する必要があります。
中古のプレハブ住宅を選ぶ際には、価格だけでなく、建物の状態や将来的なメンテナンスの必要性、リフォームの可否などを総合的に判断することが大切です。
後悔しないプレハブ住宅の選び方

後悔しないプレハブ住宅を選ぶうえで押さえておきたいポイントがあります。
まず、自身のライフスタイルや家族構成、将来の計画などを考慮し、どのような広さや間取りが必要なのかを明確にしましょう。
その上で、様々なメーカーのプレハブ住宅を比較検討することが大切です。
メーカーごとの特徴を比較する
プレハブ住宅を提供するメーカーは数多くあります。
得意とする工法やデザイン、価格帯、アフターサービスなどはそれぞれで異なります。
そのため、複数のメーカーから情報を集め、それぞれの特徴をしっかりと比較検討することが欠かせません。
メーカーによっては、特定の工法に強みを持っていたり、デザイン性の高い住宅を提供していたりする場合があります。
また、長期保証や充実したアフターサービスを用意しているメーカーもあります。
各メーカーの施工事例や標準仕様、オプションなどを確認することが必要です。
そのうえで、自分の希望に最も合ったメーカーを見つけるようにしましょう。
カタログ請求や住宅展示場への訪問、オンラインでの情報収集が役立ちます
価格だけでなく、品質や性能、担当者の対応などを総合的に判断することが大切です。
性能を確認する
プレハブ住宅を選ぶ際には、価格や間取りだけでなく、住宅の性能をしっかりと確認することが非常に重要です。
特に、耐震性や断熱性、気密性といった基本的な性能は、快適性や安全性に直結します。
必ずチェックしましょう。
耐震等級は、地震に対する建物の強度を示す指標です。
等級が高いほど耐震性に優れています。
断熱性や気密性が高い住宅は、夏は涼しく冬は暖かいため、冷暖房費も削減できます。
これらの性能については、まずメーカー提示の数値や認定を確認することが大切です。
加えて、可能なら実際の住宅を見学して、自分の目で確かめるのも良い方法です。
長期的に安心して快適に暮らすために、住宅の性能を十分に検討しましょう。
おわりに

今回の記事では、トイレや風呂付きのプレハブ住宅に焦点を当てて解説しました。
プレハブ住宅は、短い工期で比較的費用を抑えて建てられる点が魅力です。
近年では水回り設備を備えた快適性の高い住宅も多く提供されています。
間取りも多様な選択肢があり、メーカーによって様々な特徴があります。
価格だけでなく、ライフスタイルや将来の計画に合った間取りや性能を備えているかも考慮しましょう。
また、信頼できるメーカーを選ぶことも重要です。
複数のメーカーから情報を集め、比較検討することで、あなたの理想のプレハブ住宅を見つけてみてください。

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山陰の家づくりを全力応援する住まいるマガジンのスタッフ記事です!
次回もお楽しみに!

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